治具による成形品の反り解消

Before

成形品やインサート成形品では、樹脂の収縮に起因する寸法不良「反り」が課題となります。ゲート位置やゲート点数といった金型設計や、成形条件で「反り」対策を行いますが、そもそも製品の大きさや形状、使用する樹脂材の物性といった設計的な要因で、「反り」を許容範囲内に抑え込むことができず、図面寸法を満足しないケースがあります。

After

成形後、治具を用いて製品の「反り」を矯正します。矯正治具は製品形状や大きさにより異なりますが、固定方式としては、エアシリンダー、ばね、クランプなどを使い分けます。また、生産数に応じて自動矯正機を導入しています。成形機と矯正機を連動させ、成形品を取り出し機が矯正機に搬送し、一定時間矯正を行って製品を取り出すよう、工程をオートメーション化しています。

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